2012/12/13

FT311D Development Moduleを動かしてみました

 ZedBoardも触ってはいるのですが、
FTDI社のFT311D Development Moduleが届いたので、とりあえずAndroidに接続してみました。

 FT311DはそのままでAndroidに接続するだけでADKが使えるというチップです。
FT311D側がUSB Hostになって、Androidに給電しながら動く形です。
コンフィグピン(3bit)の設定で
  • GPIO (7bit)
  • UART (1ch)
  • PWM (4ch)
  • I2C (1ch)
  • SPI (1ch, FT311Dがスレーブ)
  • SPI (1ch, FT311Dがマスター)
のどれかで動作させられます。(追記:PWMが抜けてたので直しました2012/12/13)

 これまでAndroidに何か繋ぐとなると、Arduino, PIC, mbedなんかでMicroBridgeかADKという感じでしたが、
簡単なGPIOや、ともかくUARTでいいって場合には、もうこれでいいんじゃない、というお手軽なモノです。

 FTDIサイトでデモアプリのソース、APKを配っています。
ひとまず、GPIODemoを試してみました。

 Nexus7 (Android4.2.1) で動かすとこんな感じで、すんなり動きました。
  • OUT BITMAPで0, 1をチェック
  • CONFIGをクリック
  • OUTDATAを操作して、WRITEをクリック
とすると、LEDが反応しています。

 次はNexus S (Android 4.1.1) に接続してみると…、動きません。というか画面が変です。
こんな感じです。

 どうもレイアウトがダメっぽいです。これでは右にあるはずのCONFIGやWRITEがクリックできません。

 ソースも配布されているので、手っ取り早くレイアウトをいじってみました。
手抜きですがこんな感じになりました。基本的にWidthとかMarginとかを小さい値にした感じです。
 これでなんとかCONFIGやWRITEがクリックできます。

 実際、接続してみると、操作しにくいですが動きました。

 このままGPIOなんかで使ってもいいのですが、
今後はFPGAとAndroidの接続に使ってみようかと考え中です。
Twitterで情報が流れてて、「あ、それがいいな」と。

 今までは

  • Android --(USB)-- PIC --(SPI)-- FPGA (PICでMicroBridgeを実装)
  • Android --(USB)-- MAX3421E --(SPI)-- FPGA (FPGA上のNiosIIにMicroBridge or ADKを実装)

とかやっていたのですが、FT311Dを間に挟むのがトラブらなさそうで良いかなと期待しています。

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