MT41K128M16HA-187E
となっています。 ですが、Hardware User's Guideには
MT41J128M16HA-15E
と書かれています。 Board Definition Filesのzedboard_RevC_v2.xmlにも
MT41J128M16HA-15E
と書かれています。
結局、-187Eなのか、-15Eなのかどっちだよ。
実物は……、直接の型番は刻印されてないんですよね。これに限らず、最近は小さい部品が多くて、刻印見ても型番分かりづらいですよね。
でも、調べてみると、MicronはWebページにFBGA Decoderというのがあって、FBGAのチップ刻印とパーツ型番の対応を調べられます。
結論としては、FBGAの刻印 D9LGQ は -15E と対応するので、搭載チップは-15Eの方でした。
さらに、ZedBoardのサイトをチェックすると、2012/11/08版の回路図が提供されていて、それでは、型番が直っていました。ボードにも色々Errataがあるらしく、赤字でいろいろ書かれていて不安になる回路図です。
ところで、-187Eと-15Eで何が違うのかというと、主には最大動作周波数みたいです。PCパーツ風に言えば、DDR3-1066かDDR3-1333かということですね。-15Eを666MHzで動かす場合はCL=9ですが、-187Eを533MHzで動かす場合はCL=7になるとのこと。-15Eは533MHzで動かせば-187EとコンパチになりCL=7で動かせるみたいです。
ということで、ZedBoard開発では実物が-15Eでも、533MHz動作なのでCL=7にセッティングするのが、CL=9に比べて、ホンのわずかアクセスが速くてお得そうです。実際にSDKにExportされるhw_platformのサマリを見た限りでは、-15E設定でもCL=7になっているので、デフォルトで大丈夫みたいです。